座卓の魅力や歴史を解説!意外にも洋風のインテリアと合う?

座卓と言えば、昭和の家庭にあったちゃぶ台を想像する方も多いことでしょう。しかし、時代の流れと共に、座卓の魅力が再確認されています。シンプルなデザインの座卓であれば、洋風のお部屋にもなじむのです。本記事では、座卓の魅力や歴史、種類などを解説します。ぜひ空間になじむ座卓を選んでみてください。

座卓の魅力とは?

現在では、多くの家庭がダイニングテーブルを使用しています。椅子に座ってテーブルを囲む形式が一般的ですが、マルチに使える座卓も魅力的です。

時代の変化によって座卓の魅力が再確認される

時代の変化に伴い、和室の用途も多様化しています。たとえば、昔ながらの和室をおしゃれでモダンな雰囲気にするために、畳や壁紙を変える人が増えているのです。このような和室の用途の多様化によって、座卓の魅力が再確認されています。

 

座卓は、少人数でも大人数でも万能に使えるのが魅力です。通常のテーブルであれば、ふたりで囲むには広すぎるし、大人数で囲むには椅子が足りないことがあると思います。しかし座卓の場合は、ふたりで囲んでも大人数で囲んでも、大きな問題はありません。

 

子ども用の折りたたみ座卓テーブルなら、お子さまが座りながら遊んだり絵本を読んだりできます。座卓テーブルの上では、電車のレールを組み立てることや、積み木を並べることも可能です。

「堀座卓」で更に座卓の魅力がアップ

座卓を囲むと、周囲の人との距離感が近くなることも魅力です。近年では、自宅の和室に「堀座卓」の空間を作るスタイルに人気があります。堀座卓は、座卓の下に足を伸ばす空間を作ったものです。

 

足を伸ばす空間がある堀座卓なら、足腰が弱った年配の方でも、落ち着いて座卓を囲めるでしょう。夏は座卓として、冬はこたつとして使えるので、四季を通して家族団らんの場所を提供してくれます。

座卓の歴史について

座卓の歴史は江戸時代までさかのぼりますが、家庭での使用が一般化したのは昭和になってからだと考えられています。

座卓の歴史は江戸時代までさかのぼる

座卓の歴史は江戸時代までさかのぼります。当時は、家族で座卓を囲んで食事をするのではなく、勉強の時に使うのが一般的でした。なぜなら、江戸時代は家庭でも階級制度があったため、家族全員が同じ食卓を囲む習慣がなかったのです。

 

食事は「膳」という名の、料理を提供する台をひとつずつ床の上に置いていました。

四民平等の考え方とともに座卓が広まる

明治時代になると、西洋風の食事の形式が日本に入ってきました。座卓やちゃぶ台が誕生したのは、座って食事をする日本の形式と、ダイニングテーブルに着く西洋の形式が合わさったからです。

 

四民平等の考え方が都市部から広まったことから、座卓の形式も都市部から広まったと言われています。明治中期になると、座卓のさまざまな形が考えられました。たとえば、折りたたみ式の座卓は、狭い空間で暮らしている日本人にとっては画期的なアイディアです。

本格的に広まったのは昭和になってから

昭和に入ってから、本格的に座卓が活用されるようになりました。一家で座卓を囲んで食事をする形が浸透したのは、昭和30年代からです。現在は、ダイニングテーブルを使う家庭が増加していますが、座卓も根強い人気があります。

座卓の種類

座卓は、用途や形によりさまざまな種類があります。形が変わる2WAYタイプもあるので、ご自身の好みによって選べます。ここでは、円型座卓と業務用座卓の特徴を見てみましょう。

円型座卓

円型の座卓は「ちゃぶ台」とも呼ばれており、カジュアルな雰囲気となじみます。角のない円型の座卓は、座る人数が決まっていないのも魅力です。

 

真っ白なちゃぶ台は、意外にもホワイトインテリアにマッチします。ちゃぶ台の周囲に背の高い家具を配置しなければ、バランスの取れた空間になるでしょう。

 

ホワイトインテリアとは対照的に、茶色いちゃぶ台の周囲にデザイン性の高い座布団を配置する方法もあります。ちゃぶ台がシンプルな見た目なので、華やかな座布団とも上手く調和するのです。

業務用座卓

業務用の長方形の座卓は、臨時の作業台としても使えるので、さまざまな用途があります。

 

【業務用座卓の用途の一部】

・宴会や会議

・オフィスや事務所

・公民館

・娯楽施設での宴席や集会

 

業務用座卓の中には、短い脚と長い脚がついていて、場面に応じて使い分けが可能なものもあります。座卓を複数の用途で使うことが考えられるのなら、このタイプがあると便利です。

まとめ

座卓の事例のように、時代の流れに伴って古くからあるものの魅力が見直されることがあります。インテリアで、今一つ満足できない場合は、昔ながらの家具が活躍するかもしれません。

 

「小林宝林堂」では、和家具や漆器の修理を承っています。座卓は丁寧に扱っていても、汚れがついてしまうものです。そんな場合でも、修理をすれば綺麗に蘇える可能性があります。都内以外からの修理やご相談も受け付けているので、お気軽にご利用ください。

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