座卓修理2

昔からご愛用の手のこんだしゃれた座卓です。お住み替えと共に修理のご依頼を受けました。
木部を直し、足、幕板は、漆にて鎌倉彫の塗りに、天板は、うるみ呂色に塗り替えました。新しいお住まいにとても良く合う素敵な品に仕上がりました。

修理方法は、この座卓の場合、木部の傷みがひどかった為、まず浮いている部分は削るもしくは固着させ、その凹んだ部分に、こくそ漆を埋め、さび漆を塗り、平らにします。天板部分は、その上に布をかけ、塗り込み、欠点が出ないように仕上げています。また、足や幕板の部分は、鎌倉彫の塗りのように、仕上げの前にまこもという粉を蒔き、艶を落とした塗りに仕上げています。

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