桐箪笥修理 時代仕上げ3

修理方法は、木部の悪い部分を削り、その部分に新しい桐を張ります。

また、引き出しの隙間は、新しい桐を張り隙間がなくなるよう調整します。

そして、木部が整ったところで、表面をバーナーで焼き削り、傷を落とし整えます。

その後、時代仕上げを施し完成です。

金具は、新しい物に取り替えました。

 

修理前

修理中

修理後

 

時代仕上げ 見本板

時代仕上げは、グレー、ベージュ、赤茶、黒など色々な色の仕上げがあります。

木の表面をバーナーで炙り、表面の傷を落とし整え、砥の粉または塗装にて仕上げます。

鉋で削るより薄く表面を削れるため、再修理の時などはこの修理方法が適しています。

また、色を塗るため、砥の粉仕上げに比べ、表面の仕上げが長持ちする利点があります。

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